世代間ギャップって、ありますよね?
つい先日、私も若い人の前で口をすべらせ、ベストのことをチョッキと呼んで、キョトン?をくらいました。
また、私が若かった頃は「新人類」なんて言葉も流行ったように、いつの時代も若手の台頭に、時の主流でありたいオジ様オバ様世代は「近頃の若い者は」なんて思っちゃうもの。
でも、今の40歳以上と、バブルを知らない平成生まれ世代のコミュニケーションギャップって、ホントにすごいんですね?
平成生まれと言えば物心ついた時から、携帯電話があり、大概のことは、人に聞かなくてもネットで調べれば分かる世代。
実はこの週末、こんなお話を聞きました。
とある50歳位のオバさんが、電車に乗っていたときのこと。
次の駅で降りようとして、目の前の席で立ち上がった女子高生の二人組。
そのうちの一人が、スマホをバッグから落としたことに気づかないまま降車ドアに向かったため、
オバさんが慌ててスマホを拾って「これ、落としましたよ」と手渡したときのこと。
オバさんの頭のなかでは、
「これ落としましたよ(*^^*)」
「あ、ありがとうございます!」
「いいえ、どういたしまして(#^.^#)」
と言った展開をイメージして、にこやかに手渡したのですが…
次の瞬間、女子高生から帰って来た言葉に思わずそのオバさん、ポカン?と、目が点になって、その場で固まってしまったそうです。
さて、スマホを落として、拾ってもらった女子高生。
その親切に拾ってくれたオバさんに対して、いったい何と言ったのでしょうか?
答えは
「受けるゥ(笑)」の一言。
その一言で、女子高生は笑顔で電車を降りて行ったそうなんです。
ここで、オジさんオバさん世代にありがちなのが「近頃の若者と言ったら、もう礼儀も知らないのね」ってヤツ。
このオバさんも、「受けるゥ」って言われて、逆に私の方が笑いのネタになるような、おかしなことでもしでかしたんだろうか?と訳がわからなくなったそうです。
ところが、同世代のお子さんに聞けば分かるとおり、実はここで使われた「受けるゥ」の言葉の中には、
「あっ、私やらかしてしまいました」
「わざわざ、すみません」
「ありがとうございました」が
全部、込められてるんですね
どうです?難易度高すぎですよね?(笑)
でも、コミニュケーションの中心が、リアルの会話からLINE中心になった世代。
確かに、語彙力の乏しさは深刻なのですが、そうさせたのは私たち大人の責任。
でも、若者達の表現や行動はなかなか理解し難くても、感じてる思い自体は一緒なんです。
彼女達には、彼女達世代の表現があり、「それを私たち大人世代に合わせろ」と言うのもまた違う話。
「メールで、退職しますと言って来やがって、全く近頃のヤツは!」と嘆く人事のオジさんだって、面接では「あなたは残念ながら不採用です」とか、今は普通にメールで返しちゃってるんですから(笑)
「近頃の若者は!」と嘆くより、分かり合えるよう、自ら寄り添い歩み寄ることが大切。
これもコミニュケーションの鉄則ですね?
では、今週もステキな一週間を♡