2019年、平成最後の年。
皆様、健やかに良いお正月を迎えられたことと、お慶び申し上げます。
ココカラリセットライフ…今年も平日は毎朝配信いたしますので、本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、お正月と言えば、
門松やしめ飾りを玄関に飾り、明けましておめでとうございますに始まり、おせち料理やお雑煮を食べて、初詣にお年玉と…
お正月ならではの習わしがあります。
こうした風習は、日本の伝統として長年続いてはいますが、やはり「何故、私たちはそうするのか?」と言う、その風習に込められた意味を知ってるか、知らないかでは大違い。
例えば、「お年玉」一つをとっても、若いパパやママの中には「お正月に大人が子供に渡すお小遣いのようなもの」だと、勘違いされている方も多いようです。
実は門松も、しめ飾りも、新しい年にやって来られる「歳神…トシガミ」様と言う神様に対して「我が家の玄関はこちらです。ちゃんと、うちにも入って来て下さいね」と、お迎えするための目印。
そして「その年の健康や幸や富」を運ぶ歳神様に、ちゃんとお家に入って頂き、腰を据えて召し上がって頂くお供えが鏡餅であり、おせち料理。
神社にも鏡があるように、家の中の神様の寄り処として、お供えするから鏡餅。
そして、歳神様に食して頂いたお餅に、たくさん込められた無病息災や幸や富のお裾分けとして、神棚から降ろして、みんなで頂くのがお雑煮。
お年玉も元々は、御歳魂(おとしだま)。
まさに、歳神様の魂の形見なんです。
歳神様に家に来ていただき、召し上がっていただいたお餅をお裾分けしていた風習が原点。
「我が家だけ良ければ良し」ではなく、家族以外の人たちにも幸せが広がりますようにと、歳神様に金運の息吹を入れてもらうため、神棚に備えていた新札を、小分けにして配る様になったのが今のお年玉です。
つまりお年玉も、歳神様への「感謝」の気持ちと神様のエネルギーが一杯詰まった縁起物。
なのに、渡す方も「自分があげるお小遣い」と思ったり、貰う方も「子供の特権」と勘違いして「やれ多い少ない」とか思ってみてり…(笑)
これでは、財布から「はい、お小遣い」とお札を出して渡すのと同じで、全く貴重な意味が無くなってしまいます。
皆さんは、実際にお年玉を渡す時に、どんな思いでなんと言って、渡されていますか?
やはり、渡す大人達が「感謝」の思いで、そのお裾分けを「させていただいている」と言う気持ちを忘れず、子供達に感謝とお陰様の心が根付くよう気をつけていきたいですね?
そして、「いま、この一瞬を味わい尽くす」ためにも、今年は、ぜひこうしたことも意識されてはいかがでしょうか?
それでは、新年も明け、新月も明けてのお仕事始め。どうぞステキなスタートを♡