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社長ブログ

2020.07.07

人がムキになってケンカする時の鉄板パターン

アポの合間に喫茶店でパソコン仕事をしていたら、今時の
若いカップルが隣のテーブルに来ました。

最初は、イチャイチャ仲良く会話が弾んでたのですが、
途中から、険悪な雰囲気に…

私も耳をダンボにして聞いていた訳ではないので、
詳しくは書けませんが、
どうも次のデートの約束のキャンセルを彼が切り出したらしく、
その理由に納得いかない彼女がキレたようです。

「私の言ってること、どこか間違ってる?!」
「そうは、言っても仕方ないだろ!俺の立場も考えろよ!」

と、双方引くに引けずに、ムキになって、
お互いが自分の正しさを主張し合う泥仕合にエスカレート

最後は、彼氏が「ふざけるな!」と吐き捨てて、一人で先に店を出て行ってしまいました。

一人残った彼女は、鬼の形相から一転して、弱気な顔で涙を流しながらうつむいてます。

人がムキになって、ケンカを始めるのは決まって
このパターン。

人間の一番、愚かなところかも知れませんが、
人のエゴって、「自分の正しさこそアイデンティティ」って
誤解してるところがあるのです。

それを否定されるとムキになり、
双方が「自分の正しさ」を相手に分らせようとし始めると
ドツボにはまります。

これが、宗教や外交だと、殺し合いの戦争にまでなっちゃうんだから、人間ってホントに愚かですよね?

このカップルにしたって、ケンカなんかしたい訳じゃ無く
本音は「もっと仲良くしたい」のはず。

人間性の魅力は「その人の主張の正しさ」の中にあるのではなく
「あらゆる意見や立場を受容できる共感力」と、
そこから愛で本来の目的へと導けるか?と言う統合力です

百人いれば百通りの立場があり、そこには
「百人の正義」があり、
「百人なりの正しさ」があるので、
「どっちが正しいか」を争うなんて、些細で小さなこと。

もちろん、引くに引けなくなった二人の間に入る人も
双方の言い分を聞きつつも、「どっちが正しいか?」を
判定するような目線で間に入れば、うまく行きません。

これ、まさに先週から触れている二極化の統合。

マスコミがマスゴミと言われるのも、この視点が欠けているところにこそ、あります。

つまり「どっちが悪いか」を、決めつける目線。

人の不倫なんて、その典型。
片方を一本的に悪者して、第三者が叩くなんて、愚の骨頂

全てを統合に導き、解決できるのは「愛の力」です。

そして、目の前の人と向き合う時の鉄則は、
「どっちが正しいか?」ではなく、
「どうすれば、もっと楽しめるか?」です。

無理矢理、主張を押し通して相手に認めさせたところで
そこに待っているのは、後味の悪い結末と、わだかまり。

パートナーやご家族。友人や隣人。
そして会社での人間関係も含め、
お互いが正しさを主張し合って、空気が変わり始めたら、

「正しさを主張し合うことほど、愚かなことはない」を
意識して一旦立ち止まり、
どうぞ楽しい人間関係を築いて行ってくださいネ。

愛とは、二極化に白黒つけることではなく、
全てを一つにすることなのだから。

では、今日もステキな1日を