昨日は、「二極を統合して生きる」お話をしましたが、
これは、もちろん人間個人についても同様です。
よく、性善説、性悪説などと言う言葉がありますが、
これは、どちらも正解ではありません。
「正解では無い」と言うより、「正確では無い」と
言った方が良いかも知れませんね。
つまり、人間である以上、
100%善人と言う人はこの世に存在しないし、
100%悪人という人もこの世には存在しません。
「人の体」と言う、宇宙を見ても、
善玉菌もいれば、悪玉菌もいます。
ガン細胞だって、みんな毎日、体内で作られています。
ただし、善玉菌も悪玉菌もお互いを認め合い、バランスを取って生きているのが、健康な状態。
体内が100%善玉菌だけになってしまうと、
人は死んでしまいます。
この「お互いを認めながら存在する」と言うのが
この世界の究極のルールであり、
それこそが「二極を統合する生き方」です。
心の問題も同じです。
昨日は、野球の話に触れましたが、
例えば、私=唐川照史と言う人間自身を見てもそう。
応援してるチームが負ければ、
悔しいと言うネガティブな感情が湧きますし、
ここ一発と言う時にエラーや凡打がでれば、
「何やってんの!」と言うネガティブな感情も出ます。
大嫌いなチームもあれば、そのチームには
顔を見ただけで、ムカつく選手だっています(笑)
でもね、でもね…
そんなイヤな?自分を認めて、楽しんでる訳です。
人は誰だって、100%ポジティブになることも、
100%善人になることもできません。
善玉菌や悪玉菌が、お互いを認めあって存在しているからこそ、健康でいられるように、
人の心も、ポジティブな自分とネガティブな自分を認めて生きる。
それこそが、二極を統合する生き方です。
そこで、ネガティブな自分を否定したり、
ネガティブな自分を責めるから、
おかしなことになったり、体を壊すんですネ
100%善人になろうとするから苦しいだけ。
100%ポジティブになろうとするから苦しいだけ。
そんなことは、キリストや仏陀でも不可能です。
カチンとくる自分も
むかつく自分も、
嫉妬する自分も、
あの人が嫌いな自分も、否定せずに認めてあげる。
じゃあ、ネガティブな自分、とっても嫌なヤツな自分を、
否定したり責めたりせずに、認めるには、どうするのか?
それができるのは「愛」だけです。
イヤな自分が顔をのぞかせたら、それも良し。
そこで、一言自分に向かって言いましょう!
「だって人間なんだから!」
二極を統合して生きるとは、
愛と許しの心を持って、自分をとことん愛すること。
つまり、キリストも仏陀も、100%善人だったのではなく、100%愛の人になったのです。
イヤな自分に対して罪悪感や否定する心が生まれれば、
実は体内でも、善玉菌と悪玉菌の戦争が始まります。
だって、心と体は繋がっているのだから。
自分の性格の中に、めっちゃイヤな所があるからこそ、
実は、その対極に、
めっちゃステキな個性が存在できるんです。
イヤな性格をつぶせば、自分の最高のキラメキも
同時につぶれてしまいます。
イヤな自分やダメダメな自分を否定して、
それを責めるのではなく、その存在を認め、
愛で包み込んで、その全てを統合していく。
そんな感じで、心身とも穏やかに生きて生きましょうネ
では、今週もステキな週末を♡