「私って、いったい何でこんな人と結婚したんでしょうか?」
「そんなこと私に聞かれても、困りますが、それって普通ですよ」と答えます(笑)
だって、結婚て、世界で最も相性の悪い者同士がお互いを好きになって、一つ屋根の下で生活を始める人生最大の修行なんだから、今さら言っても仕方ない訳です。
人間の最大の使命は「より進化した子孫を残すこと」
となると、自分のダメダメなところが優れてる相手に引き寄せられるよう、
DNAは仕組まれてるわけですから。諦めるしかない訳です。
ちょうど、たくさんの凹凸パズルがピタッと噛み合えば、双方の欠点を補い合い、ベストの子孫が誕生する仕組みになってるんですネ。
ところが、これ逆に言えば、自分が優れてるところに限って、相手はダメダメな訳です。
そして五年間の魔法にかかった期間が過ぎて、恋も冷めれば
「えーっ、もう何でこんな事もできないの?」
「はあっ?それくらい、いちいち言わなくても分かるじゃない?」
って、なる訳です。もちろんお互い様ですが(笑)
しかも、人間の種の保存DNAはスゴくて、恋に落ちて一緒になると、最初の五年間は、期間限定のヘナモンと言う特殊ホルモンが出ます。
このホルモンの働きは、「相手の良いところしか見えなくなり、物事の正常な判断ができない状態にすること」なんだから、まあ「恋は盲目」も、神の采配。
そして、子孫を残し、子育てが落ち着くと、突然、相手の欠点がどんどん飛び込んで来て、ハタと気づく訳です。
目が醒めてやっと「この人ったら、何で私の嫌がることをするわけ?」ってなるわけです。
そして冒頭の「えーっ、私って何でこんな人と結婚したんだろう?」と。
じゃあどうするか?
その修行を楽しむなり、不倫するなり、
離婚して再婚するなり、好きにされたらいんじゃないでしょうか?
そもそも一夫一婦制なんて、人間が本能を無視して無理矢理作った制度です。
世界で一番幸福度の高いブータンは、多夫多妻制です。
ただ、その最悪の相手と人生最大の修行を積むなら、最大のポイントは、二つ。
それは「相手を変えようとしない、相手に期待しない」
これに尽きます。
人は、自分で自分が変わろうとして成長できることには喜びを感じます。
でも、相手に指摘され、無理矢理変えられようとすることには、反発しか起きません。
人生の目的は、魂を磨くこと。
どんな形をとろうとも、運命を好転させるたった一つの方法は「自分が変わる」
これしか無いわけですネ
そんな感じで、今日も、自分の進化を楽しみながらステキな一日をお過ごしください♡