幸せって何ですか?って、二十代の頃に聞かれたら、
多分、私は
「健康で、お金と時間に余裕があって、素敵な仲間やパートナーに恵まれて、好きなことがたくさんできること」
みたいな感じで答えていたと思います。
今から思い起こすと、ホントに可愛い青二才でした(笑)
別にそれが間違いとかではないですが、
幸せってものを、こうした二元的価値観で見ていると、
健康を無くすと不幸せ
お金が無くなると不幸せ
友達やパートナーを失うと不幸せ
時間に追われて、やりたい事ができないと不幸せ
…みたいな感じで
いつまでたっても、幸せって思えない自分がいたのです。
人の体にしたって、健康と病気は表と裏。
つまり、あらゆるものは、表裏一体、陰陽ワンセットで構成されています。
この表裏で言えば裏、
陰陽で言えば陰の部分に
意識がフォーカスしてしまう限り、
「永遠に幸せはこない」と気づいたのは、不惑の歳、満40歳の誕生日でした。遅咲き!(笑)
実はその日が父の告別式でもありました。
「あっ。そうか?僕はいつも、二元論で世界を見ていたんだ。僕はなんて浅はかだったんだろう!」とようやく気づきました。
表は、裏があってこそ初めて、表として存在できます。
闇があるから、初めて光も見えます。
でも、これもまだ、二元的な物の見方。
実は、これは表、これは裏。なんて区別すらそこにはなく、全てはその存在の単なる一面に過ぎないんですよね?
満月も三日月も新月も、単なる人の見方であり、月は月。
そんな訳で今は、「幸せって何ですか?」って聞かれたら、
「表も裏も、陰も陽も全てを受け入れ、その振れ幅を楽しむこと!」って答えます。
そして、その振れ幅こそ、人生の味であり醍醐味。
裏や陰に振れるのを避けてると、表や陽の振れも小さく、味気ない人生になります。
そう言えば、昔、「大ゲンカした後のSEXが最高なの」なんて女性もいました(笑)
このジェットコースターのような振れ幅を味わいながら、愛とは何かをこの星に学びに来ているのかも知れません。
要は、「陰も陽も、その全てを受け入れる」と腹をくくるのが、幸せに生きるための鉄則。
こうして陰陽統合の世界に生きると、
勝負事にしたって
勝って楽しい
負けて楽しい
と、勝ちも負けも同じように楽しめます。
健康で幸せ
病気もまた、健康の大切さを感じれて幸せって感じで、自分の体がいとおしく思えます。
出会えて幸せ
でも、別れて初めて感じる、この奇跡の出会いへの有り難み。そこには、感謝しかありません。
そう思えば、
倒産しても解雇されても幸せ
自己破産しても幸せ
殴られても幸せ
裏切られても、怒鳴られても幸せ。
もう、私たちには幸せしかないことに気づきます。
巨大な新月が来れば、巨大な満月も見れちゃうんですから。新月に文句を言っても仕方ないですもの。
そんな感じで24時間、365日、幸せを噛みしめ、
この人生を味わい尽くしたいものですネ。
では、今日もステキな一日を♡