これは、つい先日、将来、経営者を目指している20代の青年から受けた相談です。
「僕って、結構ナメられやすいんです」
「職場や付き合い関係でも、僕のことナメてくる人が多いのですが、どうすれば、人にナメられない人間になれますか?」
もー、なんて可愛い質問(笑)
皆さんなら、この若者になんてアドバイスしてあげますか?
私は、こう答えさせていただきました。
「この世界は、全て自分の投影なんだよ。つまり君の目の前に起きる問題は、全て君の心の中の問題が外に反映されてるだけなの」
「まさに鏡の法則とも呼ばれるフラクタルの世界」
「だから、その原因は全て自分にあり、他人には一切問題が無いことに気づくことが、まずスタート」
「つまり、君は、「人をナメる。ナメない」と言う価値観を持って生きているわけ」
「その価値観さえ、手放せば、その問題は消えて無くなるよ。でも、その価値観を握りしめてるうちは、一生、君の前には、君をナメる人が登場しまくるヨ」
「ちなみに僕の場合、今まで僕のことをナメてくる人を見た事がないの。何故かって言うと、ナメるナメないなんて価値観そのものが僕の中には存在して無いから。たったそれだけ」
「例えばトイレで用を足していて、お掃除中のオバさんに「あなた邪魔よ!どいてどいて!」と言われたとしても、それをナメられてるなんて感じる発想すらないし、丁重に「あらら、お掃除の邪魔しちゃってゴメンなさい。いつも苦労様です。ありがとうネ」と言えば、気持ちよく終わる話」
「結局、僕も君も目の前で起きてることは同じなんだ。でも、私には「ナメるナメない」といった価値観が心の中に存在しないから、そこには何も問題が存在しないって言う、超単純なシステム(笑)」
「裏を返せば、君の心の中に「人から一目置かれたい」って欲望があるのかもね。そして君自身が、無意識に人をナメたりナメなかったりって感じで、人を区別してるはず」
「簡単に変えるには、一流企業の大社長だろうと、新宿の段ボールで寝てる浮浪者のオジさんだろうと、君の挨拶や態度など、接し方をすべて同じにしてみて。僕は全く変わらないよ。究極、みんな大切な家族と思えばいいだけ」
「全ての人に等しく敬意と感謝の気持ちで、分け隔てなく接するようにしてれば、君は誰からも敬意と感謝を持って接して来られる人にいずれなってるから」
「まあ、難しく考えず、全ての人に、笑顔で鈍感に無邪気に感謝の気持ちで接してればいいさ(笑)」
……
すると、みるみるその青年の瞳にキラキラと星が舞い始め、心の中の風船がはじけて、要らないものが一つストンと剥がれていったように見えました。
対人関係で感じるストレスの多くは、自分が勝手に握りしめてる価値観の投影。
皆さんも、こうした要らないものはドンドン手放して、軽やかに生きていきましょうネ!
目指すは、瞳に星がキラキラ輝いている三歳児の無邪気な状態なのですから
では、今週もステキな一週間を♡