昨日、ガン専門医の先生から、面白いお話を聞きました。
肺ガンの患者さんとそのご家族に、治療のお話をする時、先生は必ず、
「タバコはお願いだから、やめてくださいネ。でも、どうしてもイライラする時は、我慢するのも体に良くないので、ほんの少しだけなら吸ってもいいですよ」と話されるそうです。
すると、後日、またご本人とご家族で病院に来られた時、
「あれからタバコの事で揉めたんですよ」って、話されるケースが非常に多いそうなんです。
どういうことかと言うと、
タバコ好きのガン患者さんの多くは、さきほどの先生のお話の中で、
「少しだけなら、吸ってもいいですよ」って、とこだけ覚えていて、その前の話は忘れているのです。
一方、家族の方は、最後の話は忘れ、「タバコはお願いだから、やめてくださいね」と言う忠告だけを覚えているものだから、言った言わないで揉めちゃうんですネ。
人は、自分にとって都合の良い話はしっかり覚えていて、
都合の悪い話は、しっかり抜け落ちちゃう生き物。
面白いですよね?
さて、ここからが本番。
多くの医師を悩ませる、医療現場で起きている最も大きな問題の一つ。
それは「全く同じ症状、同じレベルの病気で、同じ処置をしても、簡単に治る人と、なかなか治らない人の差が歴然とある」ことです。
「では、いったい、どうしてその差ができるのか?」をライフワワークにして、ずっと見て来られた先生が下した結論とは…
それは、さっきのケースで言えば、
タバコは少しなら吸っても言いんだと解釈して、少しだけ吸い続けた人が圧倒的に治り、
タバコはもう吸ってはいけないんだと、悲観的に受け止めてやめた人ほど治らないってこと。
普通に考えれば、絶対にタバコをやめなかった人の方が助からないと思いがちなのに、実は真逆の結果になってしまうんだそうです。
これは、どう言うことか…
先生曰く、やっぱり「病は気から」だそうです。
病気になっても、すぐに治る人とは、
物事を楽観的に受け止める人
何事にも感謝できる素直な人
重い病気にかかっても、殆どそのことは頭から忘れて、明るく前向きに生きてる人
治りが遅く、治ってもその後の経過が思わしくなく、またすぐに違う病気にかかりやすい人とは、
物事を悲観的に考える人
いつも、どうしよう?困ったな!この病気が辛いなど、ネガティブなことばかりクヨクヨ考えがちな人
そして、決定的に治りが遅く、残念ながら助からない人とは、
不平、不満や愚痴が多く、感謝のできない人だそうです。
結局は、病は気から。心の持ち方次第。
たとえ、今、みなさんの体調が芳しくなくとも「前向きな心」は、きっとあなたを救ってくれます。
だって、誰にでも、もれなく、頼まなくても病気やケガを治してくれる「立派な自然治癒力」が本来備わっているのですから。
何があっても、合言葉は「絶対大丈夫!」
そして持つべきは、全てに感謝できる「お陰様の心」
では、今週もステキな週末を♡