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社長ブログ

2019.10.16

神無月にお留守番中の神々が降臨する瞬間を見届ける

宮古島から、戻って参りました。

今日は、ぶっ飛んだお話なので、苦手な方はスルーしちゃってくださいネ。

今回は、地元のユタの方とのご縁で、宮古島の御嶽(ウタキ)の中で行われる一年で最大の神事、豊年祭(ユークイ)への出席が目的でした。

宮古島の宮古とは、本来は「都」
天皇家ゆかりの場所であり、伊勢神宮の境内の中心に次ぐ神聖な場所として、世界中のスピリチュアルリーダー達が集まってくる聖域として知られていますが…
なんと千年以上もの昔から今なお続いているこのユークイと言う行事。
本当に涙が出るほど感動しました。

都会のコンクリートのビルに囲まれ、最先端のITとパソコンで至便に仕事も生活もしていると、こうした辺境で行われる祭事なんて、ともすれば、古き良き伝統を残す観光名所的な感覚で捉えがち。

ところがどっこい、観光客を入れない中で、特別に祭事に入れていただく幸運に恵まれ、そこで、価値観がひっくり返りました。

こればかりは、体験しないと言葉ではお伝えしきれないのですが、もう神様と人と宇宙と自然が全て一体化した、感動の世界がそこにはありました。

開催日時も、神事を司る三名のツカサが、神様からのご神託を受けて突然決まります。

なので、これだけ台風の多い時期、場所であり、しかも天気予報も無い太古から、その日のその時間になると、突如、台風とか雨もない静寂が広がり、一度の中止もなく、行われ続けています。

そして、その時間が来ると、突然月から、強烈な光の柱がズドーンとその御嶽に降りてきます。

まるで打ち上げ花火が、逆に空から地上に打ち込まれたかのように。

その瞬間から、みんなでそこに降りたって来られた神様から、富の光を受け取ります。

その時間が来るまでは、老若男女が我を忘れた踊りを奉納しながら、神様をお迎えする準備の宴があります。

一年間、御嶽の中にお供えし発酵させたお酒…まさに、あの映画「君の名は」再現シーンのような場所で、全く同じようなお酒が全員に振る舞われます。無事に私も、むせずに飲めました(笑)

もう、そこには人と神様との調和、宇宙と万物の融合があり、祈りと感謝しかない、歓喜の世界。圧巻でした。
神無月に全国各地の神様の代表は、出雲に集結され、そして残られた神様が、この日この時間に、一斉にこの宮古島に降り立たれるのです。

ユタのツカサを務める女性にはその時間が神様から伝えられ、みんなでその瞬間を待ちます。

すると、その時間が来ると、突如光が降りてきて、急に周りの木々や葉がバタバタと踊るようにはためき始め、そこらじゅうに神様の光が溢れ出します。撮影は許されないので、ぜひ、一度は体験なさってください。

「忙しい」は、心を亡くすと書きます。
都会に暮らしていると、まさに、時代の最先端に生き、「万物の頂点が人間」と言う奢った錯覚で生きていますが、それは真逆。
まさに、ここにあるのが人の本来の姿であると気づきます。

ちょうど、台風憎しと言った感覚で捉えそうな19号の被害もありましたが、地球意識で見れば台風も地球にとっては必要な浄化。

祭り一つとっても、今や仕方なく手伝わなければならない行事と言った感覚で、本来の神事としての意味が失われつつあるのは、とっても寂しい事だと痛感しました。
我々は、森羅万象の奇跡のような循環の中で、食べるものを自然から与えられ、生かされている身分。

常に、祈りと感謝の心を忘れずに、日々を送りたいものです。

では、今週はステキな一週間を♡