ここ一週間、少し「老い」の世界に偏りすぎたので、今日は初々しい「七五三」をテーマに取り上げてみます。
と言っても、私の専門領域にチョコっと足を踏み入れる、かなりディープなお話なので、スピな世界とか苦手な方はスルーしてくださいネ。
七五三と言えば、子どもの成長を願うお祝い。
数え年で男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳を迎える11月15日。晴れ着で神社に参詣する習わしです。
そもそも、昔は「子供も7歳まで生きられれば神の子」と呼ばれるほど短命だったので、今のスタイルの七五三は、かれこれ千年以上前から続いてます。
とまあ、これは表向きの一般的なお話。
実は、七五三だけをテーマに書いても、軽く半月ほどに亘る、ものすごい神事の秘密が隠されてるんです。
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細通じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
ご存知の童謡、「通りゃんせ」です。
実はこの意味が分かって歌ってる人も、今はとっても少なくなってます。
ここに出てくる「天神さま」こそ、実は、八百万の神とは区別された、国を造りあげた七神。
*その辺りは、ぜひ古事記を読み直してみてくださいネ。
超簡単に言えば、崇高なる七神に認めてもらう試験のような儀式こそが七五三なんです。
こちらは、縦横斜め、どこを足しても全てが同じ数にな る、三次魔方陣↓↓↓
6 7 2
1 5 9
8 3 4
そもそも数字の1から9までが神道の世界。
*実はバカラ数秘や諸葛孔明の奇門遁甲術や九星易学、果てはフリーメイソンの入会儀式まで、全ては日本神道の秘儀がベースなんですヨ。
この辺り、深く勉強すると、なぜ伊勢神宮の中には、ユダヤの六芒星と皇室の菊花紋章が、何千年も前から2つ並んで彫られているのかなど、恐るべき謎が解けてきます
ところで、どうですか?この魔方陣。
真ん中を通る道に、七五三が見えますよね?これこそが通りゃんせの道。
足しあげると全て15になります。
だから十五日に行われるんですね。
実は苗字にも、七五三と書いて「しめ」と読む姓の方がそこそこいらっしゃいます。
これも神社の本殿にある、しめ縄のしめなんですね。
こうした学校では習わない、神道の世界。
実は、七五三やお正月、男女の節句はもちろん、ありとあらゆる全ての習わしに、知ればビックリ仰天するような秘密が、1ミリの狂いもなく整然と一貫したストーリーで隠されているんですよー。
ただ、今日、お伝えしたいことは一つ。
七五三は、十一月十五日にお参りしなければ、実は何の意味も無いんです。
大きな神社でさえ、最近は商業ベースで、十月から十一月にかけて、七五三参拝を受け付け、1ヶ月間も千歳飴を売ってますが、宮司さんや神主さんに聞いてみてください。
「なんで、十五日以外も七五三を受け付けたり、千歳飴を売ったりしてるんですか?」と。
「実は神社も経営が大変だから、その日だけじゃ飴もさばけないし商売にならないんですよ」と気まずそうに返事が返ってきますから(笑)
今や、神社も写真屋さんも飴業者も、商売のために仕方なく、長期間の七五三イベントを掲げてますが、「お参りは、必ず十一月十五日」と覚えておいてくださいネ。
それ以外の日にお詣りしても、七五三のご加護は得られませんので
では、今日もステキな一日を♡