昨日、触れた中村天風先生は、インドのヨガ聖者から、様々な秘儀なども会得された哲学者ですが、健康についても様々な智慧を後世に伝えています。
それこそ、天風先生にまつわるお話だけでココカラリセットのブログも、ゆうに100回は書けそうなほどです。
若かりし頃の天風さんは、陸軍諜報部員として活躍されましたが、当時の不治の病、結核を患い、自らの死に場所を探して放浪していたとき、インドのヨガの高僧と出会いました。
そしてそれから2年半のヒマラヤ修行で、様々な秘儀を会得され、難病を自ら完治させました。
ある日、天風氏は喉がカラカラに渇いていました。
でも、周りにある水は、ボウフラだらけの濁った水。
なのに、師の高僧は、その水を飲んでもへっちゃら元気。
どうして、そんな汚い水を飲んでも平気なのですか?と尋ねると、「ただこの水を飲めば体を壊す。だが、噛んで飲めばなんともないのだ」とのこと。
そう、インドの高僧達は、汚い水を噛んで飲んでるからこそ、健康だったんです。
つまり、水を口の中で噛めば唾液がでます。
実は、唾液こそが、様々な有害物質を殺菌する最高の薬なんですね。
俗に早食い大食いの人ほど、晩年は成人病に悩まされますが、ゆっくりと噛んで食べる人ほど健康で美しい体型を維持できるのも、実は唾液に秘密があったんですね。
日本でも、お婆ちゃんの知恵で、100回噛んで食べなさいなどと、昔は良く聞きましたが、これ本当に素晴らしい智慧なんです。
噛めば噛むほど、体は健康になります。
天風先生は、「調子が悪い時は、口の中に唾液をたくさん出して飲み込め。それだけで、どんな薬よりも効く」と説かれていました。
早速、今日のランチも、100回噛んで、ゆっくり召し上がってくださいネ。
では、今日もステキな一日を♡