昨日、駅の構内で、まだ新入社員ぽいスーツ姿の若者が、30歳位の先輩社員に、ボロクソに怒られていました。
でも、怒り方が超ヘタクソ!
上から目線の先輩ヅラで、もうギリギリと詰めるような怒り方で、新人君は立っていられないほどのシュン太郎。
こりゃ、きっと怒られてる後輩も、
「僕はもうダメだ。こんな会社辞めよう!」とか
「もう、こんな先輩には、ついていけない」
…なんて思っちゃうんじゃないかと、心配になるほど、人格を否定するような言葉で罵声を浴びせていました。
伝わる叱り方と、伝わらない叱り方
その差は、いったいどこにあるのでしょうか?
私は、やはり「叱る目的がどこにあるか」で全然変わるような気がします。
中には、今回見たケースのように、
自分の怒りをぶつけることが目的だったり、
自分の正しさを分からせることが目的だったり、
恐怖を植えつけて服従と上下関係を意識させることが目的だったり、
あるいは「俺は、注意したからな。次は100%お前の責任だからな」と言ったアリバイ作りだったり…
こんな情けない目的で叱ってる人は、伝わらないばかりか、そもそも怒られている側から、人間性を見透かされてしまいます。
私が若い頃も、「あいつだけは、何度言っても分からないヤツだ」と部下を愚痴ってる上司がいました。
これ、裏を返せば「自分は何度言っても、伝えることができないダメ上司です」と言ってるのと同じですよね?
では、どうしたら伝わる叱り方になるのでしょうか?
それは、やっぱり愛だと思います。
とは言っても「愛を持って叱るって、どうするんですか?」って、よく聞かれす。
簡単に言えば、女性社員を叱るときは、
「その女性が最高に素晴らしい女性になっていく未来」をイメージしながら叱ります。
男性社員を叱るときは、
「その男性が、自分よりも遥かにいい男に成長していく姿」をイメージしながら叱ります。
こうしたイメージを意識するだけで、全然、言いたいことは伝わるし、相手との信頼関係も高まり、良好な人間関係ができ、部下のミス再発も防げるから三方良し!
頭に来たり、カチンと来た時こそ、愛ですよ愛。
親子関係だって同じですヨ、お母さん。
是非、意識してくださいネ。
では、今週もステキな週末を♡