成功する転職、失敗する転職

プロ野球もシーズンオフ。
となると、FA宣言した選手の行方などが気になる時期ですよね?

あっ、念のためFA(フリーエージェント)とは、プロ野球では、一定レベル以上の経験と成績を残せば、他球団への移籍も自分の意思で可能になる制度です。

なのでFAができるってことは、ついに超一流選手になったと言う証しなんですね。

さて、実際にFA宣言をすると、他球団からの評価を聞いて、来年はどこでプレーするかを自分で決めれますが、その時の選択肢はこんな感じ。

①自分を育てたもらった球団への感謝やファンの気持ちも考えて、今の球団にそのまま残る

②自分を高く評価してくれて、今よりもっと高額の給料を払ってくれるところに移籍する

③優勝が狙えそうなチームやメジャーなど、今のチームを出て、更に高いレベルの世界に挑戦する

日本のプロ野球界では、既にこれまで90人ほどが②番の「今よりも高い給料がもらえる」球団に移籍してるんですが、なんとその98%の選手が、移籍後にガクンと成績を落としてしまい、失敗だったと言われています。
移籍前より成績が上がった選手は、これまでたったの二人だけ>_< まあ、本人にすれば、お金が目的だったならば、破格の年俸で契約をした時点で、既に目的を果たした訳だから、成績は二の次って事はないでしょうが、野球ファンとしては寂しいですよね? かたや、①の今のチームに残った選手と③のメジャー挑戦の選手については、かなりの選手が素晴らしい結果を残しているんですネ。 さて、話は野球の世界から変わりますが、超エグゼクティブ転職だけを扱う、スーパーエージェントの方からこんな話を聞きました。 超エグゼクティブとは、年収が1800万円を超える人たち。 割合にして全社会人の1%。 実は、彼らが転職する時は、殆どの人が給料が下がることを全然気にしないそうです。 目的は、自分が大好きなことを、もっともっと極められる環境で仕事ができるかどうか。 彼らの転職は、実際に7割以上の人が今の給料より下がる会社にあえて転職しますが、下がった人のほぼ全員が、すぐに転職前よりもかなり高い年収になっているそうです。 逆に年収が700万以下の人の転職では、殆どの人が年収が下がることを嫌がり、今よりも高い給料の会社に転職したがるそうです。 そして、給料が上がることを目的に転職した人の場合、実に九割が結果を出せず、その半数以上が再び転職をするのだとか。 業界は問わず 働く目的が「お金」になった途端に、人はことごとく失敗する。 これは、紛れも無い事実なんです。 野球選手にしても、ファンに喜んでもらい、人々を感動させ、チビッコ達にも夢を与えるような最高のプロ野球選手になりたいと、ひたすら頑張ってきた時は成果が出せてたのに、札束合戦に巻き込まれ、昔のハングリーさが消えた途端におかしくなる…もう見飽きましたが悲しい現実です。 サラリーマンでも、大好きなことを極めて、もっともっと世の中の役に立ちたくて転職を選んだ人だけが、どんどん成功していく。 これは、もう必然的な摂理のようです。 一番大切なのは、「何のために働くのか?」 やはり、これに尽きますよね? 生活のためとか、お金のためとか、安定を求めたり、あるいは楽な方に逃げる転職では、やはり成功は難しいようです。 仕事だけは、絶対に妥協せずに、自分の一番大好きなことを仕事にし、人を感動させるレベルに極めて一生仕事を楽しんでいく… そんな世界を一人でも多くの人に歩んで欲しいと思います。 ちなみに、野球好きの私は大のカープファン。 FA渦中の丸選手には、札束につられて、わざわざ弱いチームに行くのだけはやめて、このまま三連覇中のカープを来年こそ日本一に導いて欲しいと思う、今日この頃です(笑) もちろんメジャーへの挑戦なら大歓迎ですが! では、今日もステキな一日を